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歯科治療・水に細菌!機器に滞留して増殖

歯科治療では通常の水道水が使用されていますが、治療装置の維持管理が適切でないと、多くの細菌に汚染された水で治療が行われる心配があります。

読売新聞に「歯科治療・水に細菌…機器に滞留し増殖 対策不十分」という記事が掲載されました。
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歯を削ったり、歯の汚れを除去したりする治療では、口の中に機器からの水を注水しながら行われる。

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この水は、治療装置の細い管内滞留し、時間がたつと水道水の塩素が抜け、元々存在している細菌が増え、細菌は集まって、バイオフィルムと呼ばれる薄い膜と管内に作り、細菌がさらに増えやすい環境を作ります。

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検出された細菌は、いずれも病気の原因にはなりにくい「従属栄養菌」と呼ばれる細菌で、健康な人への影響はないとされていますが、それはあくまでも健康な人への影響の話。

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しかし、水の細菌汚染を研究している東京医科歯科大学教授の荒木孝二先生は「高齢者など免疫機能が衰えた人が大量の細菌にさらされると、発熱などの症状が現れる可能性がある。院内感染対策として細菌は少ないに超したことはない」と話しています。

国内のある歯科医療機関のチェアの水を調べたら、1ml中に3800個もの細菌が存在していた。水道法の水質基準では、細菌が1ml中に100個以下と定められており、基準を上回っていた。

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多くの施設で行われているのが、チェアの管内にたまった水の排出です。診療前に治療機器ごとに数分間、水を出しっぱなしにして、細菌が少ない新しい水道水で治療ができるようにする。
溜まっていた水を排出したら、細菌数は4個に減り、水道法の水質基準を満たした。

だが、溜まった水の排出だけで細菌対策が十分だとは言い切れない。バイオフィルムの付着の程度や、元々の水道水に含まれる細菌数など諸条件によって、水質基準以下にならないこともある心配があるためだ。

当院では、バイオプロテクターという装置を使用し、水の除菌、感染予防を行っています。
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「バイオプロテクター」は、ユニットの水ライン中に微量電流を流すことにより(出力DC20A、制限電流10mA)、細菌の繁殖が危惧されている治療水を除菌し、信頼のおける治療と衛生管理を行っています。

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薬剤を全く使用していませんので、心配ありません。

「バイオプロテクター」は、細菌繁殖時に生成するバイオフィルムの形成を阻止しますので、細菌に起因する管内面のヌメリや治療水の生臭さを解消する効果もあります。

「バイオ・プロテクター」 ではマイナス電位の還元水となり、下流方向の配水も細菌の繁殖を抑制する還元水が満たされています。

水自体に殺菌力を持たせることにより
とても衛生的な「お水」ですので、安心して治療を受けていただけます。

投稿日:2015年10月29日  カテゴリー:未分類