カテゴリ: 矯正歯科

歯って、どうして動くの?

顎の骨に埋まっている歯

どうして動くのか

とっても不思議に思いませんか?

 

歯並びって

気になりませんか?

 

2000年以上も前から

人々は、歯並びが気になっていたようです。

古代ギリシャのローマ人

Aurelius Cornelius Celsusは

「歯は指で圧力を加えることによって移動させることが出来る」と

説いていたそうです。

 

歯が動くのには

骨の代謝が大きく関与しています。

歯を右に動かしたい場合

矯正装置によって

歯を右に動かすような力をかけます

すると、

右側の力が掛かった骨は

溶けてしまいます。

それとは反対に

左側では

歯と骨との隙間を埋める為に

骨ができてきます。

こうして

歯の入っていた

穴が、右にずれていきます。

それでは

細かく

歯の動く仕組みを見ていきましょう。

まず、

歯に全く力が加わっていない場合

歯は、顎の骨の歯槽骨に埋まっています。

歯根と歯槽骨は歯根膜で繋がっています。

歯根膜は、繊維と血管からなり

歯で噛んだ時の

クッションの役割をしています。

歯に力を加えると(矯正装置をセット)

歯を右側に動かす為に

弱い力を加えたことにより

歯の右側は圧迫され、歯根膜が狭くなり

左側では引っ張られることにより、歯根膜が広くなっています。

これでは、歯根膜はとても苦しい状態です

生体は、元の状態に戻そうとするように働きます

これを、ホメオスタシスと言います。

歯の動き始めでは

歯根膜が圧迫されている

歯の右側では

破骨細胞により、歯槽骨が溶け

歯の左側では

骨芽細胞により、歯槽骨に添加が

起こっています。

歯の移動、骨改造が終了しました。

骨芽細胞と破骨細胞の働きにより

歯根膜の繊維が左右均一になり

このサイクルを繰り返し

歯の移動が起こります。

成長期は歯が早く動く

歯の移動は

骨の代謝がとても重要な役割をしている事が

わかりましたか

つまり、

成長期は、代謝反応が活発なので

歯の移動も早くなります。

結果として

矯正治療も早期に終了する事が

可能となります。

 

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歯の再植・移植

土曜日は、診療後、所属する歯科医師会、学術部の講演会でした。
去年に引き続き
歯の再植・移植の話でした。
今年は、実践編ということで
すぐに、臨床に応用できる話しで
盛りだくさんでした。
通常、1時間30分位にで行う学術講演会ですが、
下地先生の講演は2時間30分の内容でした。
IMG_3727
当院でも行っている
歯の再植、移植や
歯の矯正的挺出(矯正的に歯を引き上げる)や
外科的挺出(外科的に歯を引き上げる)など

また、欠損歯列をできるだけ作らないために
移植歯(donor tooth)を選択し、使用する
不要な歯を選ぶ
・埋伏歯
・転移歯
・対合歯のない歯
・矯正治療による抜去歯
・歯根単位の移植も多い

できるだ、片噛みにならないようにする。
また、ブリッジの時の噛み合わせの問題。

今まで行ってきた治療のポイントの再確認ができました。
また、臨床に細かな事を取り入れていきたいと思います。

 

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虫歯はないと思っていたのに… 「痛くないんです」けど…

よく、「虫歯はありません。」
「痛いところも全くありません。」
と言われます。
しかし、見えないところに虫歯があることがあります。
顕微鏡でチェックしてみると、見えないところの虫歯が確認できます。

コンタクトカリエス1
見た目ではどこに、虫歯があるかよくわからないですよね。
しかし、虫歯はあるんですよ、
顕微鏡で拡大して慎重に削っていくと
コンタクトカリエス2
ここから、顕微鏡を使用し、虫歯の取り残しがないように
無駄に削らないようにします。
このときに使用するバーが、マイクロバーです
ミニラウンドバー
かなり小さなバーを使用します。
コンタクトカリエス5
そして、きれいにコンポジットレジンを充填していきます。
コンタクトカリエス6

可能な限り、歯を削らす、しかも虫歯の取り残しがないように
これによって、術後の痛みがおこりにくくなります。

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