「治った」は勘違い?親知らずの痛みに潜む落とし穴
こんにちは。院長の山下です。
4月は、うの花が咲く季節にちなんで、
「卯月(うづき)」とも呼ばれています。
普段何気なく使っている言葉にも
ほかの呼び方があるのは
面白いですよね。
実は「親知らず」も同じで、
正式には「智歯(ちし)」という
名前があります。
今回は、そんな親知らずの
意外な落とし穴について
紹介していきます。
繰り返す親知らずトラブル!
腫れ・痛みが引いても油断禁物
「親知らずが痛み出して心配していたのに、
数日後に落ち着いた」
そんな経験はありませんか。
ホッと胸をなでおろしたいところですが、
実はここに
落とし穴があります。
こうした痛みの多くは
親知らずそのものではなく、
その周りの歯ぐきに汚れが溜まり、
細菌が増えて炎症が起こることが原因です。
これを「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と
いいます。

数日経つと
腫れや痛みが自然に落ち着くことも
多いのですが、
あくまで体の免疫力によって
細菌の活動が一時的に抑えられている状態であり、
原因そのものが
なくなったわけではありません。
一時的に症状が落ち着いたとしても
体調の変化などをきっかけに、
腫れや痛みが再発することがあります。
軽い腫れのはずが…放置が招く深刻なリスク
智歯周囲炎のやっかいなところは、
「今度もそのうち治まるだろう」と
様子を見ているうちに、
炎症の範囲が
少しずつ広がっていくことがある点です。
最初は軽く歯ぐきが
腫れる程度だったものが、
再発を重ねるうちに
「口が開けづらい」
「顔まで腫れてきた」など
症状が悪化してしまうことも
実は少なくありません。

さらに、まれではありますが、
あごの下や首にまで炎症が広がると、
食事の際に
飲み込みにくさや痛みを
感じることがあります。
このように、
日常生活に支障をきたすほど
悪化してしまうケースもあるため、
痛みや腫れは放置せず、
早めの受診をおすすめします。
痛みや腫れが引いているときこそ、
保存か抜歯かの判断を
症状が落ち着いているときこそ、
このまま経過をみるのか、
それとも再発を防ぐために抜歯するのかを
考える良いタイミングです。
再発してから「やっぱり抜こう」と思っても、
腫れや痛みがある状態では
麻酔が効きにくく、
処置が難しくなることもあります。
親知らずがあるからといって
必ずしも抜歯が必要とは限りませんが、
今後の対応については
将来的なリスクを踏まえ、
歯科医師と相談しながら
慎重に検討していくことが重要です。

お口の状態に合わせて、
一緒に最適な方法を
考えていきましょう。
雙葉デンタルクリニック
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