1回じゃダメ?歯石とりが複数回になる理由
こんにちは。院長の山下です。
6月は梅雨の季節。
水まわりのぬめりやカビが
気になる時期になりました。
こうした汚れは
気づいたときに早めに落とさないと、
こびりついて掃除が大変になりますが、
実は、お口の中も同じ。
磨き残しは、時間がたつと
簡単には落とせない「歯石」へと変わり、
歯周病の発症や悪化の原因となります。
放っておくと怖い!歯石がもたらすリスク
歯石は、磨き残したプラーク(歯垢)が
だ液の成分で
硬くなったものです。

表面はザラザラとして
細菌が付着しやすく、
そのまま放置すると
歯ぐきの炎症を引き起こします。
これが歯周病のはじまりです。
歯周病は進行すると、
歯を支える骨を溶かし、
最終的には歯を失うことになります。
こうした事態を防ぐためにも
できてしまった歯石は
しっかりとり除く必要があります。
しかし、プラークが一度歯石に変わってしまうと、
歯ブラシで落とせなくなるため、
歯科医院での除去が必須となります。
歯石とりが1回で終わらない理由
歯石の除去には
複数回の通院が必要になるケースも
少なくありません。
「何度も通うのは大変だから、
一気に全部とってほしい」と
感じる方も多いと思いますが、
これにはきちんとした理由があります。
1つは、歯石がつく場所の問題です。
歯石には図のように
●歯ぐきより上につくものと、
●歯ぐきの中(歯周ポケット内)に隠れているものの
2種類があります。

特に歯ぐきの中に付着した歯石は、
目に見えない深い場所にあるため、
歯周ポケットの状態を確認しながら
慎重に除去する必要があります。
そのため、症状や部位によっては
とても時間がかかるため、
複数回に分ける必要があります。
もう1つは、
歯石とりが単なるお掃除ではなく、
歯周病治療のために行わるからです。
歯周病治療では、
まず歯ぐきの状態を検査し、
歯石をとり除いたあとに、
炎症が改善しているかを
再評価(再検査)します。
「一度で終わり」にせず、
歯ぐきの状態を確認しながら進めることで、
とり残しや再発を防ぎ、
治療の効果を高めることができます。
こうしたステップを踏むことが、
歯周病の進行を抑え、
大切な歯を長く守ることに
つながるのです。
最後まで通い切ることが、歯を守る一歩
痛みや腫れといった自覚症状がないと、
「何度も通うのは面倒だな」と
途中で通院をやめてしまう方も
少なくありません。
しかし、歯石が残ったままだと
確実に歯周病が悪化します。
そしてなにより
自覚症状がなくても静かに進んでいき
気づいたときには重症になっていることも
珍しくないのが歯周病の怖いところです。
治療の効果をしっかりと活かすためにも、
ぜひ最後まで通い切りましょう。

もし、通院の途中で不安なこと、
気になることがあれば、
いつでもお気軽にご相談ください。
雙葉デンタルクリニック
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