お知らせ

歯ブラシの毛のかたさと形状の選び方

「やわらかめ」と「ふつう」はどちらがよい?

前回は、歯ブラシの「ヘッドサイズ」についてお話ししました。

歯ブラシを選ぶ際には、ヘッドの大きさだけでなく、毛のかたさや毛先の形状も重要です。

「しっかり汚れを落とすには、かための歯ブラシがよいのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、必ずしも硬い歯ブラシほどよく磨けるわけではありません。

今回は、毛のかたさと形状の選び方についてご紹介します。

毛のかたさを重視する歯科衛生士も多い

歯科衛生士166人へのアンケートでは、歯ブラシ選びで最も重視するポイントとして、「毛のかたさ」と回答した方が31%でした。

ヘッドサイズの37%に次いで、多くの歯科衛生士が毛のかたさを重視していることが分かります。

資料では、特に「やわらかめ」の歯ブラシをすすめる意見が多く紹介されていました。

やわらかめがすすめられる理由

硬い歯ブラシを強い力で動かすと、歯や歯ぐきに必要以上の負担がかかることがあります。

やわらかめの歯ブラシは、

  • 歯ぐきへの刺激を抑えやすい
  • 歯と歯ぐきの境目に毛先を当てやすい
  • 強い力で磨く癖がある方でも負担を減らしやすい
  • 歯ぐきが腫れている場所をやさしく磨きやすい

といった点が特徴です。

資料の中でも、磨く圧力や摩擦による負担を防ぐため、やわらかめをすすめるという意見や、硬すぎる歯ブラシでは歯の根元の部分が削れる可能性があるという意見が紹介されています。

歯ブラシがすぐに開く方は力を入れすぎているかも

新しい歯ブラシを使い始めても、すぐに毛先が外側へ開いてしまうことはありませんか?

歯ブラシの毛先が短期間で開いてしまう場合は、磨く力が強すぎる可能性があります。

歯磨きは、力を入れて歯の表面をこすることが目的ではありません。毛先を汚れのある場所にきちんと当て、小さく動かすことが大切です。

特に、硬い歯ブラシを使って強い力で磨くと、歯ぐきが傷ついたり、歯と歯ぐきの境目に負担がかかったりすることがあります。

「磨いた後に歯ぐきが痛い」
「歯ブラシがすぐに開く」
「歯の根元がしみる」

このような方は、歯ブラシのかたさと磨く力を一度見直してみましょう。

毛の形状は「汚れへの届きやすさ」に関係します

アンケートでは、「毛の形状」を最も重視すると回答した歯科衛生士も24%いました。

毛の形状は、歯ブラシの清掃効率や、細かな場所への届きやすさに関係します。

資料では、歯周病やむし歯のリスク、歯ぐきの状態など、お口の中の状態に合わせて毛の形状を選ぶことが重要とされています。

例えば、先端が細い毛は、歯と歯ぐきの境目や歯周ポケット周辺など、細かな部分に届かせやすいことがあります。

一方で、毛先が歯ぐきに強く当たりすぎると、不快感や痛みにつながる場合もあります。

毛先の形状だけで決めるのではなく、歯ぐきの状態や磨く力も含めて選ぶことが大切です。

歯ブラシはお口の状態に合わせて選びます

歯ブラシ売り場には多くの商品が並んでいるため、「結局どれを選べばよいのか分からない」という方も多いと思います。

しかし、すべての方に共通する一本の歯ブラシがあるわけではありません。

歯ブラシを選ぶときは、

ヘッドサイズ、毛のかたさ、毛先の形状を、ご自身のお口の状態に合わせることが重要です。

歯ぐきが健康な方と、歯ぐきが腫れている方では、適した歯ブラシが異なることがあります。また、歯並びや磨く力によっても、使いやすい歯ブラシは変わります。

自分に合った歯ブラシで、毎日のケアをより効果的に

高価な歯ブラシや機能の多い歯ブラシを選べば、必ずきれいに磨けるというわけではありません。

ご自身のお口に合った歯ブラシを選び、正しい場所に毛先を当てて磨くことが、毎日のセルフケアでは大切です。

当院では、歯科衛生士がお口の中や磨き残しの状態を確認しながら、

  • 歯ブラシの大きさ
  • 毛のかたさ
  • 毛先の形状
  • 歯ブラシの当て方
  • 力の入れ方

を分かりやすくご説明しています。

どの歯ブラシが合うのか迷っている方は、自己判断だけで選ばず、歯科衛生士へお気軽にお尋ねください。

宮原・日進周辺で予防歯科や毎日の歯磨きについて相談したい方は、雙葉デンタルクリニックまでご相談ください。

投稿日:2026年8月1日  カテゴリー:お知らせ, 予防歯科