ミュータンス菌と全身疾患(全4回)
第4回
全身の健康を守るために、歯ぐきの出血を放置しないでください
お口の細菌が全身へ入り込むのを防ぐために重要なのが、歯ぐきの出血を減らすことです。
出血している部分は、細菌にとって体内へ入るための入り口になる可能性があります。
特に注意したいのが、
- 歯磨きのたびに血が出る
- フロスを使うと出血する
- 歯ぐきが赤く腫れている
- 口臭が気になる
- 歯石が付着している
といった症状です。
歯ぐきからの出血は、痛みがなくても歯肉炎や歯周病が進行しているサインかもしれません。
予防の基本は、毎日の歯磨きです。ただし、歯ブラシだけでは、歯と歯の間の汚れを十分に落とせないことがあります。
フロスや歯間ブラシも使用し、ご自身に合った方法で清掃することが大切です。
また、セルフケアだけで、すべての歯垢や歯石を取り除くことは困難です。歯科医院で定期的なクリーニングと歯ぐきの検査を受けましょう。

大切なのは、単にお口の細菌をゼロにすることではありません。
歯ぐきの炎症や出血を抑え、細菌が体内へ侵入しにくい健康な状態を維持することです。
当院では、お口の状態を確認しながら、歯ブラシやフロス、歯間ブラシの使い方についてもご説明しています。
むし歯や歯周病の予防は、歯を守るだけでなく、全身の健康を守ることにもつながります。気になる出血や腫れがある方は、早めにご相談ください。
